耳垂(耳たぶ)が裂けている状態をいい、生まれつきの先天性耳垂裂と、ピアス穴が引きちぎれるなどして生じた外傷性耳垂裂があります。裂を切開縫合して自然な形態に仕上げます。通常は局所麻酔による外来日帰り手術ですが、小児では全身麻酔を要しますので、その場合は福島医大形成外科に紹介いたします。
正面から見て耳介が横に張り出した状態をいいます。これは対耳輪といわれる折れ曲がりが開いていることが原因ですので、耳介の裏側からの手術で対耳輪の軟骨の折れ曲がりを強調させて改善させることができます。局所麻酔による外来日帰り手術が可能ですが、小児では全身麻酔を要しますので、福島医大形成外科に紹介いたします。
耳の上部が皮膚の下に埋まってしまう、生まれつきの耳介の形態異常です。生後数ヶ月であれば、ワイヤーなどを用いた矯正治療で改善することが多く、早期に治療を開始することが理想です。ある程度の年齢に達すると矯正治療の効果が出にくくなるため、手術で改善を図ることになります。小児で全身麻酔が必要な場合は、福島医大形成外科を紹介いたします。
生まれつきの耳介が小さいか欠損している状態をいいます。耳介を再建するには、患者さん自身の胸の軟骨(肋軟骨)を採取し、これを用いて耳介の骨格を構築して移植するという複雑で高度な手術を要します。そのため、専門家を擁する福島医大形成外科に紹介いたします。術後の小修正などの局所麻酔で行う手術は当クリニックが担当します。